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たや。

ゆくとし

勘三郎丈の告別式
ものすごい人出で
道の反対側から遠く拝ませていただくにとどめました。

今年は別れが多すぎました。

ホイットニー・ヒューストン
中三のとき、テープダビング屋の「友&愛」で手に入れた
「Didn't We Almost Have It All」
ほぼ初めて触れた英語のポップスでした。
やっと数年前に行ったライブの出来はひどかったけど
私の中では特別な歌姫でした。

中村雀右衛門
大学のときに見た国立劇場の「桜姫東文章」
姫から一転女郎に身を落とすという荒唐無稽さも
それぞれの妖艶さは私の体内に電撃すら走らせました。
それ以来、出る月はなるべく見に行き
幕見でも(すみません)舞台写真を買いました。
「二人椀久」「女殺油地獄」「先代萩」「手習子」
「お富与三郎」「八重垣姫」「道成寺」etc.
雀右衛門丈がいらしたからこそ
ハタチでこぼこの時にがっつり歌舞伎を見られました。
91歳のご高齢で、晩年は舞台を退かれていましたが
訃報に接したときは
ものを取り落とすほどのショックを受けました。

横須賀譲二さん
オフィスとうなすや代表
名に違わぬ不良上がりの豪傑で巨漢
それでいて人なつっこく、私などごときにも
「飲みに行こうぜ!」と声をかけて下さる
大好きな兄貴でした。
50歳なんて、だめだよ、兄貴。。。
追悼会の遺影には、おでこに「肉」って落書きが...
みんなに愛された譲二さんです。

外間守善(沖縄学研究所所長、法政大学名誉教授)
私にとっては沖縄学の神様みたいな人で
学生時代と前職で偶然にも接する機会がありました。
先生を称えるほどの言を持ちませんが
その穏やかな表情の裏側にある
沖縄学を世界に!という激しい熱意と実績は
比類なきものでした。
ゼミ生でもないのに一ファンとして
ご葬儀に参列させていただき、お別れを申し上げました。

中村勘三郎(写真)
追っかけではなかったけど
踊りも古典も中村座もコクーンも商業演劇も映画も
「勘三郎(勘九郎)が出ていれば面白い!」という期待を
一度も裏切ることのなかった人なのではないかしらん
今日は築地本願寺で告別式
まあ、泣きましたわ。

小沢昭一
実家ではいつもTBSらじおが流れていました。
夕方17:00過ぎ
若山玄蔵さんの番組の途中であの音楽が流れ
スケベなおっさんがその話術にのせて
いろんな話をします。
今思えばもっとも身近にあった話芸だったかもしれません。

は〜、一年間にこんなにまでも多く
僕に多大な影響を与えた、否
今の僕を形成してくれた人達が亡くなるなんて
本当に本当に、つらい一年でした。

来年は本厄。ちゃんと厄払いします。

ではみなさま、よいお年をお迎えください!

2012/12/27 3:42 PM たや。

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