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その9 当時の落語会

 この中でNET(現テレビ朝日)で放送されていた牧伸二司会の「東急文化寄席」は別にして、

ホール落語会といわれていたのは三越劇場・紀伊国屋ホール・イイノホール・東横劇場・国立

劇場で行われていた各会です。

 

  ホール落語会については、新聞を丹念に見ていれば情報はそれなりに手に入りますし、

その会場もたやすく分かりました。然しながらそれ以外の催しについては、当時は我々一般人には

その案内が来にくいものでした。特定の噺家さんを聞く会、鑑賞組織による物、地域寄席といわれる

街で行われている催しなど様々な形態で落語会が、今ほどの数ではないにしても、開催されていた

ものだと思われますが、殆ど私はその存在を知りませんでしたし、その情報を入手するすべがあり

ませんでした。ど~も会は行っていても、やりたい人がやり、来たい人がくればいい、というような

極めて閉鎖的な世界に思えてなりませんでした。

 「はなしをきく会」にしても、吉原の引き手茶屋「松葉屋」を会場に店の常連さんを対象とした

一年単位の会員制の落語会で、一般告知は余りされていませんでした。何かの折にメモしていた

電話番号に連絡したところ、割高になるがその日だけの入場もできるとのことで、掲載させて

もらいました。(創刊号には開催日を一週間ずれて掲載してしまい、出来上がったタブロイド紙と

菓子折りを持ってあやまりにお伺いしました。)

 

 

 

 

2010/03/29 01:55 PM いのどん

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