その7 創刊号
確か2000部刷り、印刷代が14万円だったと記憶しています。今残っている全てに赤くゴム印で、
見本と押してあります。創刊号は無料にて、思いつくいたるところで配布しまくりました。部数的には
置かせてくれた掲載映画館での消化が、中心とならざるを得ませんでした。
学生時代の友人や、社会人となってから知り合った人達で少しでも興味を持ちそうな人に直接
合って手渡したり、郵便で送りつけ、申込みの御願いをしました。
輝く最初の定期購読者は、高校時代のラグビー部仲間(私は番号16、専任マネージャーでした)の
鈴木君。家に行き創刊号を見せながら話をしたら、お母さんが、あなたが始めたことなら、と良く
物を見もせずに代金を払ってくれました。鈴木君には、この先一時的に配送で車(トヨタパブリカ)を
借りたり、後年別に興したルネサンス企画なる会社で総務部長として業務をしてもらったりと、
何かと世話になりました。
先年お母さんが亡くなった後も途切れず更新を続けてくれ、この登録番号第1号は35年たった
現在でも、燦然と当社定期購読者リストに輝いており、毎月発行するたびに送付しております。