その6 何とか創刊
映画館巡りをしました。都心では、築地の松竹セントラルから日比谷・みゆき座まで18館。
東京~飯田橋で6館。上野・浅草が11館。新宿18館。渋谷8館。池袋・大塚8館の計69館です。
この全てに足を運び、翌月のスケジュールを教えてもらいました。
久々に見てみたら並木座、日劇文化、ギンレイホール、佳作座、新宿昭和館、新宿文化、パール
座、渋谷全線座、文芸坐、そして大塚名画座・鈴本キネマ等の懐かしい名前が並んでおります。
これらは殆どが二本立てで200~400円。中で日劇文化と新宿文化は一本立てで900円なのが
目につきます。まさに時代を感じさせる料金です。
街の映画館に行かなくなって大分たちますが、まだ残っている所はあるのかな~。再建をはたした
文芸坐くらいかもしれませんネ。
ともかく、年中行事・催物1頁、映画情報5頁、スポーツ1頁、落語会1頁の計僅か8頁、
タテ27cmヨコ21cmのタブロイド版のスタイル大きさで、昭和49年10月25日「東京かわら版
昭和49年11月号」が通巻第1号として産声を上げました。定期購読者への発送しか想定して
おらず、定価一年1500円(送料共)となっています。送料は幾らだったんだろう。一部当り100円位の
設定だったと思います。これには現在も使っている郵便振替口座番号が表示されています。