その3 とりあえずのスタート
とりあえず、自分が興味を持っている情報をピック・アップしてみました。
その中の一人が、社内報でお世話になっていた印刷会社を紹介してくれました。ムツワ企画
東京で行われている年中行事・映画・スポーツ、そして本来の目的たる落語会でした。
それを手書きにして、何人かの知人に見せて回ったのがスタートでした。
の村越さんです。日暮里にあった事務所に行き、考えていることを話したところ、その場で
「東京かわら版」なるタイトルを提案してくれました。当に私が目指している内容にピッタリのネーミングでした。いま思い返しても、スタートで村越さんに巡り合えたことは僥倖としか言いようがありません。この後今に至るまで、実に多くの人に助けられて、不思議と生きながられてきた小誌ですが、創業時の大恩人の一人です。当時は写植印刷の時代でしたが、何も知らない私に、入稿から印刷物が出来上がるまでの流れ、文字の級数の計算方法等諸事について教えてくれました。発刊後すぐに資金繰りが行き詰まった時も、しばらくは半額の入金で残りの分は猶予さえしてくれました。
花緑師が、昨年の暮れの紀伊國屋ホールでの高座で口にしていた、Synchronicity(共時性)と言えば良いのかな〜。