第54回  

三遊亭好二郎( さんゆうていこうじろう)

所属=円楽一門
本名=佐藤健司
師匠=三遊亭好楽
略歴=1998年10月、入門して「好作」2002年3月、二ツ目昇進して「好二郎」
出囃子=紀文大尽
生年月日=1970年1月11日山羊座戌年33歳B型
出身=福島県会津若松市
出身校=わかば幼稚園→城西小学校→会津若松第四中学→若松商業高→二松学舎大学文学部国文学科卒
身長・体重・足の大きさ・視力=164センチ、55キロ、25.5センチ、右0.7左0.01以下
家族構成=妻・娘2人(小3と小1)ちなみに、母は能楽師
趣味=漢詩と墨絵
好きな食べ物=お漬物とカレー。好きなぶん、納得いく味へ向けての研究も怠らない
苦手=辛いもの
好きな色=モスグリーン(占い師にラッキーカラーだと言われた)
お酒・タバコ・ギャンブル=日本酒が大好き。後は全てやらない
欲しい物=着物に合う、物がたくさん入る鞄
初めて習った噺=1998年9月30日、浅草の喜久寿司にて。好太郎アニさんの会で師匠に習った「八九笑」を演る。最前列のお客さんが耳をおさえていたので、声が大きすぎたらしい
特技=どこでも眠れる
好きな映画=チャップリン
初めて買ったレコード=あみん「待つわ」B面の曲が好きだった
好みの女性のタイプ=おっとり、ぼんやりした人
コレクション=般若もの。一見、恐いんだけど、角度によっては哀しそうにも笑っているようにも見えるところに魅力を感じてグッズを集めています。自分の手ぬぐいも般若が入っているんです
資格=普通自動車免許、日商簿記3級、剣道初段
悩み事=腰痛
習い事=これから英語が習いたい
 

今回のお客様は三遊亭好二郎さん。

 

▼ヘルメットで入門

魚河岸に勤めている頃、噺
家になろうと決心。国立演芸場に勤務している同級生に相談したところ、やめとけと言 われた後に、妻子がいるなら円楽一門が一番弟子にしてくれる可能性があるのではない かと言われました。入門するまで、落語界のこと、私何も知らなかったんです。四派に 分かれていることも、寄席に出ない団体があることさえも。たまたま行った落語会で二 度続けて師匠の高座に触れた数日後に、バイクで河岸から家に帰る途中、何と偶然にも 師匠が歩いているのを発見したんです。バイクを急いで止めて、師匠に「弟子にしてく ださい」と言ったら「ヘルメットを取れ!」と言われました。私、あまりにあせってい て、取るのを忘れていたんです。河岸帰りで黒い長靴を履いていたし、相当不気味だっ たと思われます。それから何度もお願いして、ようやく弟子に取ってもらえました

▼恋の思い出

初めて淡い思いを抱いたのは小1のとき。小3ですごく好きなコができて、仲もよかった。そのコからバレンタインの日にチョコレートを2つもらって、大きい方を、俺の友人のカッコイイやつに渡してねと言われ、密かな初めての失恋。初デイトは高校のとき。年上の人で、放課後若松城を散歩した。会話も途切れがちで、ぐるぐるお城の周りをまわってた。自然消滅しました。今のおかみさん?はねえ、大学の後輩です。女のひとは苦手なんですよ。恐いというか、恐いことを知っているからというか。好きになりたいし、慣れたいですね。普段はお客さまは年上の女性がほとんどで、たまに他流試合というか、レギュラーになっている「二ツ目ランド」等の会で他の協会の方々 とご一緒すると、同世代から下の若い子がたくさん来ていて、緊張してしいまいます。自分と同世代のファンは一緒に年を重ねられるからいいなーと思うんです

▼素敵な師匠方

円楽師匠は本当にすごい方です。くっついて歩いていたいですね。生まれて初めて会ってびっくりした人です。何度お会いしても今だに新鮮なオーラを感じます。考え方とか何でも知りたいです。楽太郎師匠には、稽古をつけてもらってるとき、おかしくって笑ってたら、金取るぞと言われた。鳳楽師匠には着物は西洋の色あわせとは違うんだ、日本の色は木とか空とか自然の色が中心だから、って。確かに頭の中で絶対あわないだろうなって思う色の組み合わせでも、実際にあわせると、すごくいい感じというか、シックな着こなしになる。ほんと、師匠方には色々教わっています

▼噺家になって 

 よかったことは、好きな時間に横になっていられること。この時間が肝心。噺のマクラを作ったり、貴重なひとときです。嫌なことは、ローンが組めないこと。他の芸人の皆さんはどうしてるんですかねえ?どのくらいの期間安定して稼いでいるかがポイントみたいなんですけど…まあ、ローン関係なく生きていけるのが一番いいんですけどね。私のこれからですか?理想の落語に近づくべく、日々鍛錬です。私の理想の落語、これがすごく面白いんですよ

▼面白いの嫌い

テレビ見ないですねえ。漫画も雑誌も読まない。ああいうのって面白いでしょう、妬けちゃうんです。だから見ません。内なるオリジナルで勝負です。


▼東京かわら版との出会い

遅かったです。入門してからしばらくも知らなくて、先輩方が他の人の仕事をよく知っているので「何でそんなに詳しいんですか」ときいたら「えっお前「かわら版」知らねえの?」と言われ驚かれた。

▼漱石の後輩

私、学生の頃は全然勉強ができなくて、大学に行く気もなかったんです。でも就職活動で全部採用してもらえなくて、担任の先生にすすめられるまま、受験科目が国語だけの推薦を受けて受験したら受かってしまって上京。そしたら二松学舎でしょ、夏目漱石が出たところだっていうじゃないですか、それまで一冊も本なんて読んだことなかったので、慌てて読みました。今でも漱石は好きですねえ。

▽好二郎さん今後の予定

5・7・9「両国寄席」  「三遊亭好二郎独演会・30の手習い」他多数/取材中に、好二郎さんに電話がかかってきて「NHK新人演芸大賞」の予選を通過したとのこと(2年連続)おめでとう存じます( 11月放送予定)

高座、見に来てねー!

(構成=佐藤友美)


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