| 第50回記念 |
■春風亭昇太(しゅんぷうていしょうた)
平成11年4月号の五街道佐助さんより始まりましたこの連載も、おかげさまで50回を迎えることができました。それを記念して今月はスペシャルです!「若手と呼ばれてはや20年」の春風亭昇太師匠に会いに行ってきました!
所属=落語芸術協会
本名=田ノ下雄二
師匠=春風亭柳昇5
略歴=1982年5月、入門して「昇八」。1986年9月、二ツ目昇進して「昇太」1992年5月、真打昇進
出囃子=デイビー・クロケット
生年月日=1959年12月9日射手座亥年43歳O型独身
出身=静岡県清水市
出身校=秋葉幼稚園→清水辻小→清水第六中(ブラスバンド部所属)→東海大一高(ソフトボール部所属)→東海大学文学部史学科日本史科を四年でやめる(中世城郭の研究をしていた、落研所属)
身長・体重・足の大きさ・視力=163センチ、65キロ、25.5センチ、両眼0.1(乱視)メガネ使用
家族構成=父・母・兄(2歳年上、小学生の頃から落語や将棋など、爺くさい趣味を持っていた、たまに高座を見にきて、楽屋に顔も出さずに帰ってしまっているらしい)今は世田谷区で一人暮らし。
趣味=1970年代の素敵なグッズ収集
好きな食べ物=アジの開き(欠かしたことはない)和食が好き。自炊多し。
好きな色=オレンジ色(清水エスパルスの色だから)
好きな花=桜
主な著書=『楽に生きるのも楽じゃない』(東京書籍→新潮OH!文庫)『楽しんだ者勝ち』(林家たい平との共著、インフォバーン)
受賞歴=1989年NHK新人演芸コンクール優秀賞受賞。1997年度浅草芸能大賞新人賞受賞。2000年、花形演芸大賞大賞受賞。2000年度芸術祭(演芸部門)大賞受賞、他多数
愛読書=水木しげる『ねぼけ人生』、澁澤龍彦『高丘親王航海記』。 好きな作家は吉村昭(歴史小説好き)
好きな女優=夏川結衣
初めて買ったレコード=岡崎友紀「奥様は18歳のテーマ」
お酒・タバコ・ギャンブル・風俗=呑む、あとはやらない
最近観て面白かった映画=カメレオンマン(ウディ・アレン)ビデオで昨日観たのは「ここに泉あり」(小柳枝師匠にダビングして差し上げた)自分の街に映画館があって、歩いて家に帰って来られる所に住むのが夢だったんです。「下高井戸シネマ」が近くにあって、今それを叶えてます
気になる戦国武将=今川氏真。義元の子供です。好きなことやって、のんびり暮らして長生きする、最終的な戦国の勝者はこの人だと思う
今朝食べたもの=午前10時に発芽玄米とアジの開き
入門方法=高信太郎先生の紹介で
初めて習った噺・師匠=1982年6月13日、浅草演芸ホール夜、小柳枝師匠に習った「狸賽」
よく読む雑誌=『ノスタルジックヒーロー』『オールドタイマー』『東京かわら版』(毎月読んでいますよ〜落研の部室で知ったのが最初。プロになって初めて名前が載った時は嬉しかったのを覚えてる。まず自分のスケジュールを見て、それから誰が何をやっているかチェック。地方の落語会に行くと「落語会ってあまりやってないんでしょう」と言われることがあるので、その度に「かわら版」を見せて「こんなにやってるんですよ」と言う)
好きなテレビ=建物探訪、週刊こどもニュース、ブラックワイドショー
将来の目標=渡辺篤史が訪ねてくるような家に住むこと
読者の皆様へ一言=これからもよろしくね〜
今月のお客様は春風亭昇太さん。
▼自分
すぐいい気になる。そんな自分が好き。「あーいい気になってるよ俺」と思う。もう一人の自分が冷静に見ている。次男だからずるかったのかも。長男というサンプルがあるからねー、同じ轍を踏まないようにというか。子供の頃から先生に気に入られるタイプだったし、大人の反応には敏感でした。今の自分が心がけていることはいつも快適でいたいってことかな。毎日ごきげんで過ごしていたい。だから、嫌なことがあったりしても、気持ちの切り替えが上手くなりました。これはもう特技の域かも
▼愛車の楽しみ
トヨタパブリカ800(昭和42年製)、日産ダットサンブルーバード312(昭和37年製)の2台所有してます。とにかくこの時代の車は格好いいんです。車だけでなくて家電なんかも洒落ている。日本製は優秀ですし。運転はきらい。むしろ休日に洗ったりしているほうが楽しい。最近は、夜「ラジオ深夜便」を聴きながら車でぐるぐる近所を徘徊するのが楽しくって。ほら、あの番組は昔の唄が掛かるから気持ちよくなっちゃって…
▼落語と私
日本の文化って大概は想像させる芸能。風鈴の音を聞いて涼しくなったり、一本しか生けない生け花とか。落語は聴いて頭の中でそれぞれが映像化してる。人によっては海や山や宇宙、人生まで思い描いたりする。それは自分仕様だから、どんな作られたヴィジュアルより優れているんです。素敵な文化ですよね。だから、お客さんの人数分だけそれぞれ舞台があるんだから上手にしゃべらないと、と思う。高座が受けないとストレスが溜まります。客席の無反応が一番精神的にはつらいかな。いつも僕の高座を観に来てくれる方たちのことは、本当に有難いと思っている。でも、初めて落語を聴く人が客席にいたとしたら、その人達に向けてベストな高座を提供したい。エンタテイメントに徹したい。そうすると常連の人は同じ噺を聴くことになってしまうこともあって、悪いなーとは思うけど、僕はプロなので、そうせざるをえない.。お芝居やテレビの仕事も楽しい。でも、こればっかりは本業がしっかりしていないとだめですね。全ての仕事の根本は落語ですし、やはり落語が面
白くなければ他の仕事は来ないと思う。お芝居はいいです。皆で一つの物を作り上げる経験は落語にはないので。次回出演するときは、多くの人に観てほしいなあ。面
白いマクラの作り方?んー特にない。高座に上がると自然と口をついて出てくる。その時に受けたらそのマクラは残していくという感じかな。僕はきっとこんな感覚のまま年を取りますよ。そしてこれからまだまだ落語が上手になると思う。七〇〜八〇歳になった時、元気だったら、きっと僕はものすごい爺さんになってます。もう「落語」そのものがねー、面
白すぎるんですよ。職業だから大変なんだけど、でもやっていてすごく楽しい。自分にあった職業に就けて、非常に幸せだと思っています
▼DNA初めてのデート?
デートって二人っきりの? え〜もう忘れた。昔のことなので…
好みの女性のタイプは自分の仕事を持っていて、それを熱中してやっている人。仕事に自信をもってやっている格好いい女性がいい。活動的でクリエイティヴな女性を自然と好きになることが多かったかな。結婚はしたくないとは思っていません。でも結婚したい気持ちが高まっていた二十代の時は、お金もないし修行中だし出来なくて、今はこの生活が楽しい。基本的には一人が好きだし。ただ、このまえ彦いちクンに詰め寄られたんです「DNAを残さなくていいんですか!アニさんのDNAは残すべきですよ!」って言われて、ああーそうか、そういう考えもあるのかとも思った。自分が死んでも血は生き続けるのも、悪くないかもね。ちょっと考えてみようかな…
▽昇太師匠の今後の予定は巻末情報欄と「みものききもの」と「早耳情報」をご覧下さい
(構成=佐藤友美)
Copyright(C)
2003 TOKYO KAWARABAN.