第47回  

 春風亭 笑橋3(しゅんぷうていしょうきょう)

所属=落語芸術協会
本名=田仲利和
師匠=春風亭柳昇
略歴=1998年5月入門して「昇七」。2002年6月、二ツ目昇進して「笑橋」
生年月日=1973年4月7日(モーツアルトとジャッキーチェンと鉄腕アトムと同じ誕生日。今年アトムが生まれたんですよね、同じ誕生日の私に仕事を下さい)お羊座丑年29歳B型
出身=千葉県木更津市
出身校=馬来田幼稚園→馬来田小→富来田中学→県立市原高校(桂米助師の後輩)卒
身長・体重・足の大きさ・視力=168センチ、70キロ、25センチ、乱視気味、メガネ使用
家族構成=妻と長男
好みの女性のタイプ=若くて幼い感じのするひと。そうです、ロリコンです。え?小倉優子?いいですねー、大好きです
好きなテレビ番組=「トリビアの泉」
好物=ラーメン、蕎麦など麺類、魚
苦手=強いていえばパン。私の幼少期には馴染みのないものだったので
自分の長所=イライラしない所
短所=人に厳しくない所(前座に怒れない)
好きな映画=「アマデウス」最近観たのは「ロイヤルテネンバウムス」良かった

今月のお客様は柳昇門下の二ツ目・春風亭笑橋さん。

▽風貌

 幼い頃からルックスや声やしゃべり方が落語家みたいだとか、お坊さんみたいと言われ続けているんです。中学の先生に落語家になりなさいって言われた事もあります。それが落語家を意識した最初かな。幼い頃は小円遊師匠が好きだったみたい。
  大人になってから調べてわかったことですが。今のこの丸坊主(の髪型)は、師匠から「戦争を思い出すからやめろ」と言われています。

▽思い込み

 落語は皆自分が作った噺をやっていると思っていたんです。古典落語も、その人が作ったものとして聴いてた。噺作るの上手いな〜なんて思ってました。そのうちわかってきて、落語家は必ずしも噺を作らなくてもいいんだって気付いた。

右の写真は付録の福笑い――ではありません。上の写 真とのギャップをお楽しみ下さい。ちなみにこれは、左右のエクボがつながるという特技を見せてくれているところです。

▽社会人経験

 大学でも行って落研にでも入るか、って思っていたのに大学の試験問題と意見が合わず(!)浪人しました。浪人中に朝日新聞の奨学生になりまして、私結構稼いだんですよ、それでお金稼ぐほうがいいやと思ってしまった。スカウトされて、そのまま就職してしまいました。社会人なのに貧乏学生のふりをしたり、おしゃべり好きのおばちゃんの話を玄関先で長時間ずーっとニコニコしながら聞いてあげたりして営業成績をあげてました。私、おばちゃんキラーなんですよ。
  それがご縁で今もつきあっているお宅があって、二ツ目になった時に、ご祝儀を頂戴しました。
  社会経験のある私からすれば、普通に社会へ出て働いている方が、前座修業よりもたいへんです。柳昇門下だからってわけではないと思いますよ。

▽野生児の功罪

 高校卒業まで実家の木更津にいました。私の住んでいた所は千葉のチベットと呼ばれているくらい、ものすごく田舎なんです。千葉県は広く奥深いんですよ。ニュータウンとかには全然ならない場所。なるとしたらゴルフ場。隣家まで 30m以上離れているし、一番近いコンビニまでは7キロ。集落に20件くらいしか家がないし、近所には同級生も住んでいませんしね。土間があって、お風呂は薪で入る五右衛門風呂でしたし、お釜でご飯炊いて食べてました。
  長野県の方がずっとずっと都会ですよ。旅(仕事)で行った時そう思ったもん。
  実家は汲み取り便所だったので、しゃがめば「あいよっ」って、おつりがくる状態。高3の夏まで18年間そうだったってことは、人生の半分以上は流さないトイレ人生ですから、長年染みついた習慣は消えないんです、今でもトイレで流すのを忘れてしまいます。
  一人暮らしの時、帰宅してトイレにウ●コがあったときは、わーっ、泥棒が入った!とか思ってしまってました、自分がしたのに。うちの奥さんは、私が忘れると「もう信じられない!」っていつもものすごい剣幕で怒るんです。ついに罰金制度を設けられました。流し忘れたら一回千円。もう何万円も払いましたよ。
  前座の時?そうですねー、寄席でも流し忘れていることがあったかもしれないですね、くふふふ


▽子ども

 前座のうちに子どもが出来てしまったんです。師匠に「子どもが出来まして…」と報告したら(物真似口調で)「んー、お前、結婚してたのか」って言われました。してませんって。子どもが先に出来たんですって言いました。すごい発想ですよね、うちの師匠。「結婚してたのか、まあそれならそれでいいけど」って感じで。怒られるかなと思ったのですが、いまだに結婚していない弟子よりも全然私のほうがその点に関してはマシだと思っているみたいですね。
  うちの奥さんは、新聞屋勤務の頃、向かいに酒屋がありまして、そこでバイトしてたんです。私がお酒を買いに行くと盛りがよくってね、もしかしてこれはうまくいくかもと思った。知り合ったときはまだ高校生で、そうですよ、私は女子高生に見初められたんです。
  今は私の稼ぎで食べてくのは大変です。昨日も奥さんの実家で夕御飯食べました。

▽今後の予定

 2月12日(水)「山葵抜き落語会」高円寺のお寿司屋「幸寿司」で、うめ吉・鯉橋さんとの三人会


(構成=佐藤友美)

 


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