第46回  

 林家きくお(はやしやきくお)

所属=落語協会
本名=豊田宏寿(ひろとし)
師匠=林家木久蔵
略歴=1995年10月、大学3年の時木久蔵に入門。1999年9月、二ツ目昇進
生年月日=1975年9月29日天秤座卯年27歳A型
出身=東京都三鷹市
出身校=鳩ノ森幼稚園→森村学園小等部→玉川学園中等部→同高等部→玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒業
身長・体重・足の大きさ・視力=178センチ、66.5キロ、26.5センチ、0.1ない、コンタクト使用
家族構成=父、母、姉。今も家族四人で世田谷区の実家に住む
好みの女性のタイプ=スタイルの良い人。僕を気持ちよくゴキゲンにさせてくれる人
好きな有名人=Hitomi。でも結婚しちゃったからなー
自分の長所=意外とちゃんとやる所
短所=お腹が減るとイライラするとこ
好物=お寿司、焼肉、旬のもの
苦手=レバーとらっきょ
初めて買ったCD=チャゲ&飛鳥のアルバム
好きな色=
好きな映画=「バックドラフト」「ラストオブモヒカン」「スターウオーズ」シリーズ
趣味=熱帯魚(大好き。見てて綺麗)、カメ飼育、ナイキのスニーカー収集、コーヒー
噺家になってよかったこと=楽しくゴキゲンに生きられる
嫌だったこと=なし
資格=車の免許と英検4級
お酒・タバコ・ギャンブル=ビールジョッキ2杯、吸わない、しない
好きな作家=隆慶一郎、馳星周、大沢在昌
好きな音楽=ゆず、スピッツ、ハイロウズ
気になっていること=クリスマス。イベント事が好きなので
好きな言葉=みんなのおかげで生きている
今後の予定=29水「気がつけば一門じゃん」池袋演芸場

今月のお客様は落語協会の二ツ目で林家木久蔵師のご子息・林家きくおさん。

▽子ども時代
 はっきり言って、木久蔵の息子というのは、いじめというか、からかわれるいちばんの対象でしたね。月曜日学校へ行くと「お前の父ちゃん、昨日(笑点で)あんなアホな事言ってたぞー」って言われて。高校くらいまでずっと「お願いだから少しは頭の良い片鱗をテレビでみんなに見せつけてやってくれよぉ〜」って思っていました。
 父は家でも割とあのまんまですよ、うん。高校3年までは甲子園目指して野球一筋でした。
 どこへ行っても木久蔵の息子だってことがついてまわるから、俺だけを見てくれる、自分の力だけでやれるところでやってみようと思って、三軒茶屋のドトールでアルバイトをしたんです。面 接の時も父親のことは何も言わずに。仕事にも慣れてきて、バイト仲間もできてきたある日、何と家族全員(父母姉)でそのドトールに私の働きぶりを見に来たんです。父も「ヒロ〜(きくおさんの本名)」とか大声で呼んで、ニコニコしながら手をふるし。みんなびっくりしてましたね。バイトはその後すぐにやめました。
 木久蔵ラーメンでバイトしたことも、もちろんありますよ。失敗談はありますが、ここで話さないほうがいいかと…。
 うちは家族全員仲がいいですね。年3〜4回のペースで全員でハワイに行ったりしますし。洋服なんかもいつもハワイでまとめ買い。ほんと、ご褒美がないと、働かない一家なんですよねえ…。ちなみに一応ちゃんと家賃は入れてます。

▽入門
 この世界に入ってから、父親のすごさがわかりました。地方の千人くらい入るホールでの落語会はどこへ行っても満員だし、寄席でも、めくりが「木久蔵」になると、それだけで客席が沸く。尊敬するようになりました。
 よみうりホールの「仁鶴・木久蔵二人会」が私の初高座だったせいか、今でも大きいホールで落語を演る方が好きです。スポットを強烈に浴びて、大歓声の中にいるのは夢見心地というか、実にいい気持ちです。性にあっています。逆に狭い会場だと、観客にアラ探しをされているようで、苦手ですね。
 この世界に入って驚いたのは「落語が好きだから落語を演れるだけで幸せ」という落語家がいるということ。私は落語は自分を高めるための手段だと思っていたので。でも最近は落語そのものに思い入れというか、愛着がわいてきました。

▽恋愛
 今つきあっている人はいません。彼女と別れて三ヶ月になるのかな。自分は惚れっぽい方なので好きな人すらいない状態は、久しぶりですね。
 好きな子ができたら、もうメロメロです。好きだとか可愛いとか声に出していろいろ言いたくなるタイプです。ただ、自分に主導権があるとわがままになっちゃうので、うまく自分をコントロールしてくれるような子がいいですね。

▽落語
 いっ平アニさんとの会「プリンス二人会」を小朝師の肝いりでやっています。落語を演る力をつけるために進む道を迷わないように最短距離で示唆してくださり、しかもそれが最小限の努力で最大限の結果 が出るようになっている。本当に感謝しています。前は適当にすましていた落語も、今は注意された箇所を全てさらいながらやるので、本腰入ってます。
 お客さんの爆笑している顔を見るのが大好きなんですよね。
 読者のみなさま、僕の高座を親戚のつもりで温かく見守っててください。

(構成=佐藤友美)
 


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